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肉の目利きの近江牛語り

和牛の脂は体に良い!その理由は?

肉のアブラ、と聞くとなんだか体に悪そうなイメージをお持ちではないでしょうか?

特にダイエットをしているのであればアブラの食べ過ぎは肥満につながってしまうため、「アブラは悪」という印象が強いかもしれません。

 

しかし、実は和牛の上質な脂はむしろ健康に良いと言われています。

今回はなぜ和牛の脂が体に良いのか、その理由を解説していきます!

 

和牛の脂に含まれている成分とは?

和牛に多く含まれているのは「不飽和脂肪酸」

一般的にアブラと呼ばれるものは脂肪酸グリセリンから出来ていますが、脂肪酸はさらに飽和脂肪酸不飽和脂肪酸に分けることができます。

上質な和牛に多く含まれているのはこのうちの不飽和脂肪酸の方です。特に品質の良い牛であればあるほど、不飽和脂肪酸の含有量は増えていく傾向にあると言われています。

 

お口でとろける感覚の正体

不飽和脂肪酸は、一般的にはに多く含まれる脂肪酸です。つまり、上質な和牛に含まれている脂は魚の脂と同じ成分になります。

不飽和脂肪酸は融点(溶け出す温度)が低く、常温では液体である場合が多いです。上質なお肉を食べた時、お口の中でとろける〜と感じたことはありませんか?あれは口の中の温度で肉の脂が溶けている感覚で、実際に「とろけている」のです!

 

和牛の脂にはどんな効果があるの?

血液をサラサラにして動脈硬化を予防

良質な和牛に含まれる脂には、血液中の悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす働きがあります。これにより血液がサラサラになります!

コレステロール値が高いと動脈硬化や心筋梗塞などのリスクが高まりますが、善玉コレステロールはこれらの病気を予防してくれます。

お肉を食べて悪玉コレステロール値が下がる、というのはなんだか驚きですよね。

 

脳の働きを正常に

実は、脳という臓器の多くはアブラでできており、脳が正常に機能するのにアブラは欠かせない存在です。

脳からアブラが不足すると集中力が低下したり、神経系のホルモンに悪い影響を与えてしまうと言われています。

良いアブラを摂取することでこれらを防ぐことが大切です。

 

効率の良いエネルギー源に

人はエネルギー源となる糖質・タンパク質・脂質を食べ物から摂取しています。この中で最も効率の良いエネルギー源となるのが脂質と言われています。

体内における脂肪のうち、9割以上は脂肪酸から出来ています。脂肪酸をちゃんと摂ることで、より活動的な毎日を過ごすエネルギー源になります!

 

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