せっかくお肉を食べるなら美味しい状態で食べたいし、食べてもらいたいですよね。
お肉を美味しく調理したいとき、下ごしらえは欠かせません。しかし難しいことをする必要はなく、いくつかの簡単なポイントを抑えておくだけで大丈夫です。
今回はちょっとしたひと手間でお肉をより美味しく食べられる、下ごしらえの方法についてご紹介します!
牛肉をより美味しくする下ごしらえ
下ごしらえ1:お肉は常温にもどす
冷蔵庫から取り出してすぐのお肉を焼くと中まで火が通るのに時間がかかったり、肉汁が出やすくなってしまいます。均一に火を通すため、冷やしているお肉は調理前に取り出して常温に戻すようにしましょう。
調理の30分前には取り出すのがおすすめです。
下ごしらえ2:ドリップを拭き取る
買ってからしばらくしたお肉などからは、ドリップと呼ばれる薄い赤色の水分が出てきていることがあります。これは肉のうまみや栄養素が、水分と一緒に溶け出してきたものです。
ドリップはそのまま一緒に調理してしまうと生臭さの原因になってしまうので、必ず調理前に拭き取りましょう。キッチンペーパーを使い、余分な水分をそっと挟むように拭き取るのがおすすめです。
下ごしらえ3:すじ切り
すじ切り・すじ取りとは、お肉の繊維や硬い部分に包丁を入れることです。
筋の処理をせずに加熱すると、お肉が縮んだり反り返ったりしやすくなります。また、固い筋は噛み切ることができず口の中に残ってしまうため、口当たりが悪くなってしまいます。
少し面倒なのでもしかしたら省いてしまっている方も多いかもしれませんが、お肉を美味しく焼くための大切なポイントになります。
下ごしらえ4:お肉をたたく
ステーキ用のサーロインなどの厚切り肉は、肉叩きを使って全体が均一になるように叩きましょう。
叩くことで肉の繊維が壊れ、焼きチヂミを抑えることができます。また、口当たりが柔らかくなったり、火の通りが良くなるといったメリットもあります。
ひと手間でもっと美味しい肉料理!
お肉は下ごしらえなしでも食べることはできますが、ほんの少しの手間をプラスするだけでより美味しく調理することができます。楽しい食事をより楽しくするため、ぜひ試してみてください!