
こんにちは!びわこ近江牛通販で、お肉検定1級を持つお肉博士です。
最近、通販でブロック肉(塊肉)をご購入いただいたお客様から、こんな相談をいただきます。
「せっかく届いた立派な塊肉、どの向きで切るのが正解なの?」
実は、私たちお肉のプロの間では「肉の美味しさは、包丁の入れ方で8割決まる」と言われています。
今回は、お肉の繊維を見極め、ご家庭で近江牛を最高に美味しく食べるためのカットのコツを、分かりやすくお伝えします。
【基本】通販で届いたお肉を美味しく!繊維の見極め方
お肉を切るうえで一番大切なのが、お肉の繊維です。
お肉の表面をよーく観察してみてください。白い線のようなものが一定の方向に走っているのが見えませんか?これが筋繊維です。
お肉の切り方の種類には、大きく分けて繊維に沿って切ると繊維を断つ(垂直に切る)の2パターンがあります。
❌ 繊維に沿って切る(平行)
長い繊維がそのまま口に入るため、噛み切るのに抵抗があり「なんだか硬いな…」と感じてしまいます。
⭕ 繊維を断つように切る(垂直)
パスタの束を横断するように切ると、繊維が短く分断されます。これが口の中でホロリとほどける「柔らかい!」の正体です。
部位・お悩み別!美味しい塊肉の切り方
それでは、お肉の種類や料理に合わせたブロック肉の切り方を見ていきましょう。
モモ、とうがらしなどの「赤身肉」

モモ肉やとうがらしといった赤身の強い部位は、お肉本来の濃厚な旨みが魅力。しかし、切り方を間違えると硬く感じやすい部位でもあります。
特に当店の近江牛は赤身の中にも繊細なサシが入っているため、切り方ひとつで口どけが全く変わります。
ローストビーフなどにする場合は、必ず繊維を断つ(垂直に切る)ように包丁を入れてください。しっとり柔らかく、美しい断面を楽しむことができます。
ロース、サーロインなどの「霜降り肉」

きめ細やかなサシが入った国産黒毛和牛のロースやサーロイン。これらをステーキにする場合、一番大切なのは、厚みを均一に揃えることです。
厚さが均一になるよう慎重にカットすることで、火の通りが均等になります。ご家庭のフライパンでも、ミディアムやレアといった理想の焼き加減に仕上げやすくなり、ジュワッとあふれる肉汁を逃しません。
カレーやビーフシチューなどの「煮込み料理」
煮込み料理の場合は、お肉が縮むことを想定して少し大きめに切るのがポイントです。
- お肉のゴロゴロ感を残したい時:繊維に沿って切る(煮崩れを防ぐ)
- ホロホロに柔らかくしたい時:繊維を断つように切る(味が染み込む)
作りたいお料理に合わせて、切り方を変えてみてくださいね。
旨みを逃がさない「プロの包丁の入れ方」

お肉を切る際は、上から押し潰すように力をかけたり、包丁を前後にギコギコ動かして切るのはNGです。
包丁を手前から前へ押し出すように一方向へ滑らせながら切る「押し切り」が正解です。
お肉を潰さず、包丁を活かしてやさしく切るのがポイントです。断面が美味しく仕上がり、お肉本来の食感や旨味を損ないにくくなります。
お肉博士の裏ワザ
すき焼き用などで極薄にスライスしたい場合は、お肉をラップで包み、冷凍庫で1〜2時間ほど冷やして「半冷凍」状態にしてみてください。お肉が適度に固まって包丁が滑らず、驚くほど綺麗に薄切りにできます。
「近江牛」ブロック肉で、最高の食体験を
「切り方のコツは分かったけれど、スーパーのお肉じゃ練習しにくいな…」
この記事を最後まで読んでくださったあなたなら、もうお肉のカットで失敗することはありません。
びわこ近江牛通販では、皆さまの切り方テクニックを存分に活かせる、ブロック肉をご用意しております。
正しい切り方でカットされた近江牛の、美しい断面と口の中でほどける柔らかさ。
ぜひ、ご家族や大切な方と一緒に、ご家庭で極上の味わいを体験してみてくださいね!
執筆者プロフィール

喜多川 誉浩
株式会社びわこフード 統括本部長
専門資格・肩書き
お肉博士(全国食肉検定委員会認定 一級・二級)
食品安全管理技術者 エキスパート(JRCA認定)
滋賀県委託 外部講師(食育・近江牛講座担当)
経歴
| 2018年 | トヨタ自動車の営業マンとして培った「顧客視点」を武器に食肉業界へ。 入社わずか数ヶ月で食肉検定一級・二級を同時取得する。 |
| 2022年 | 県からの委託を受け、立命館小学校や滋賀県立大学など、30以上の教育機関で近江牛の出前講座を実施。 |
| 2023年 | 日本初となる「体験できる食肉工場見学」をスタート。JR東海や高島屋といった大手企業から、海外(中国・韓国・ドイツ等)の食品関連会社まで、幅広く案内を行う。 |
メディア掲載・活動実績
テレビ出演
NHK、日本テレビ「ZIP!」、ABCテレビ「旅サラダ」、MBS毎日放送「ゼニガメ」、BSジャパネット等多数。
新聞・雑誌
朝日新聞、読売新聞(「キラキラ人」選出)、日本農業新聞、NNAアジア。
SNS
Instagram(フォロワー1.3万人)にて和牛・近江牛の魅力を国内外へ発信。
その他
廃材アート制作(学生との地域連携)、海外オークション司会など。全国大会にも出場したラガーマンです。







