お肉を買うとき、パッケージのラベルに
「和牛」・「国産牛」・「黒毛和牛」などの表記があることを皆様はご存知でしょうか?
なんだか同じようにみえる表記ですが、実はそれぞれ定義が違うんです!
美味しさや産地が違うことも…?
今回は「和牛」・「黒毛和牛」・「国産牛」のそれぞれの違いについて紹介していきます。
お肉を買うときの参考にしてみてください。
◆国産牛とは…
日本国内で肥育された牛のことを「国産牛」といいます。
しかし「国産牛」といえど、海外で生まれた牛であっても、日本で肥育された期間が長ければ「国産牛」と表記することが出来ます。
例えば…アメリカで生まれた牛でも、一定期間日本で肥育することにより「国産牛」として名乗ることが出来るのです。
国産牛は「和牛」・「乳用牛」・「外国種」・「交雑種」の4つに分類されます。
ここに「乳用牛」が入っているのは、お乳が出なくなった乳用牛のホルスタインも食用の国産牛として扱われるためです。
国産牛の約55%は乳用牛や交雑種であるといわれています。
◆和牛とは…
国産牛の一種なのですが、「黒毛和種」・「褐毛和種」・「日本短角種」・「無角和種」の4品種およびそれらの交雑種のみに与えられる品種名のことです。
それ以外は「和牛」と表記することができません。
この4品種は食用肉として品種改良が重ねられており、日本特有の“霜降り”そして“脂”の美味しさを楽しんでいただけます。
値段は高いですがお肉の中でも美味しさはピカイチです。
◆黒毛和牛とは…
和牛4品種のうちのひとつである「黒毛和種」のことです。
和牛の中でも全国約98%を占めるのが、この「黒毛和種」です。
明治時代から品種改良が行われてきた歴史ある品種で、脂肪の交雑・肉の色沢・きめ・締まりなど優れた肉質の遺伝子特性をもっています。
びわこフードがお届けする近江牛も「和牛」のうちの「黒毛和種」になります。
美味しい「黒毛和牛」を選ぶときに注意していただきたいのが「黒毛種」や「黒毛」と表記されたお肉。
これは一見「黒毛和牛」かな…?と思われがちですが、実は「国産牛」なんです。
「和」の表記が入っているかどうかしっかり確認しましょう。
それぞれの違いをお判りいただけましたか?
どれも似たような表現ですが、異なる意味を持っています。
日本特有の柔らかい「霜降り」や「脂」を楽しむのであれば、是非「和牛」を選んでみてください。